新しいものもらい・ドライアイ治療

新しい選択肢であるIPL治療でものもらいやドライアイを改善へ

まぶたの裏にある「マイボーム腺」と呼ばれる目のうるおいを保つ上で不可欠な器官があります。

目に必要な脂質を分泌することで、涙の蒸発を防いだり、
まばたきの摩擦からまぶたを守ったりと、重要な役割を果たしています。

しかし、加齢やアイメイクによってマイボーム腺機能不全が起こると、
目の不快感やごろつきを感じるだけでなく、
霰粒腫(ものもらい)やドライアイに発展することもあります。

当院では、霰粒腫(ものもらい)やドライアイの治療法として、
マイボーム腺機能不全にアプローチするIPL治療を用意しております。

IPL治療は患部にレーザー光線を照射するだけなので、
点眼治療や手術と比べて日常生活や体にかかる負担が少ないという特徴があります。

IPL治療とは?

IPL治療とは、霰粒腫(ものもらい)、
ドライアイに対して有用とされる治療法で、
マイボーム腺の詰まりを解消させて脂質の分泌を円滑に導くことで、
霰粒腫(ものもらい)やドライアイの改善をめざします。

霰粒腫(ものもらい)やドライアイの原因となるのは、
まぶたの裏側にあるマイボーム腺という器官で、
目に必要な脂質を分泌する機能が低下することで発症するといわれています。

霰粒腫(ものもらい)とドライアイ、どちらを治療するかによって
方法や費用は異なりますが、いずれにしても体にメスを入れる手術に比べると
負担が少ないのが特徴です。

点眼薬と違って、1日に何度も治療を意識する必要がなく、
日常生活における負担も少なくなります。

対象となる方

ものもらいやドライアイで悩んでいる方であれば、
全員がIPL治療の適応となります。

ただし、まずは第一選択として点眼薬による治療を提案しています。

処方した数種類の点眼薬と、必要に応じて軟膏を使っていただき、
それでも改善が見込めない場合は次の選択肢としてIPL治療をご提案しています。

体への負担が少ないとはいえ、IPL治療は自由診療のため
費用が高額になってしまうので、
まずは保険診療でできる点眼治療に取り組んでいただき、
患者さんのご要望に応じて実施しています。

IPL治療の流れ・費用

IPL治療を行うことが決まりましたら、改めて予約をお取りください。
(通常の保険診療(診察、検査、処方など)とIPLの自由診療は同日には行えません。)

治療当日は、同意書にご記入頂き、専用のアイマスクで
眼球を保護して、照射部位にジェルを塗り数回照射します。

所要時間は10分程度です。
費用は、初回は4400円で2回目以降は5500円です。
ドライアイに関しては、3~4週間おきに4回以上照射すると
効果が期待できるため、4回セットで19250円の料金設定もございます。

IPL治療の注意点
個人差がありますが、治療後は肌に赤みを帯びたり、
ヒリヒリ感を感じたりする場合があります。
2~3時間ほどすれば治まりますが、自宅に帰られる際は、肌を守るために
院内で保湿クリームや日焼け止めクリームを塗っていただければと思います。
治療を受けられた後は洗顔や入浴、化粧などの制限はありません。
IPL治療のメリット

霰粒腫(ものもらい)ドライアイのいずれの治療においても、原因となるマイボーム腺に直接アプローチできることがメリットだと思います。
特に霰粒腫(ものもらい)に関しては、手術をせずに治療できることも利点です。

霰粒腫(ものもらい)を治療するとなると、一般的には点眼薬や軟膏を使いますが、ひどくなると患部を切開して取り除かないといけません。
取り残しがあると再発する可能性が高く、広い範囲を切開するため傷痕が残りますし、術後は切開部が腫れて仕事に支障を来すなど、
生活に影響を及ぼしてしまいます。

その点IPL治療であれば、レーザー光線の照射が主となるため患部を切開する必要がなく、
傷が残る心配もないので、体への負担が少ない治療法だといえます。

IPL治療費用
※本治療は自費診療(保険適応外)です。
1回:5,500円(初回4,400円)(税込・診察代含む)
4回セット:19,250円(税込・診察代含む)
●医療費控除について
IPL治療は、医療費控除の対象となります。
医療費控除とは、1年間でご家族が支払った医療費が10万円を超えた場合に、所得に応じた控除が受けられる制度です。
IPLの検査・治療でかかった費用はもちろん、通院のための交通費も、医療費として合算することができます。
領収書を大切に保管し、確定申告の際には医療費の控除申請をされることをおすすめします。
ご予約による診察も行っております
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